×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
パッとしない試合だったというのが正直なところです
【関連ブログ】岡田ジャパン
日本代表の岡田武史監督(52)が崖っ縁に立たされた。日本代表は15日、W杯アジア最終予選第2戦でFIFAランク70位の格下ウズベキスタンと対戦し、まさかの1―1引き分けに終わった。W杯アジア予選のホーム連勝は10でストップし、通算成績は1勝1分けの勝ち点4でA組2位。11月19日のアウェー・カタール戦で敗れれば、岡田監督が解任される可能性も出てきた。カタール戦は指揮官の進退を懸けた背水の一戦となる。
試合終了の笛が鳴ると同時に、岡田監督はベンチから引き揚げた。試合後のインタビューでは冷静に振る舞っていたものの、2試合で勝ち点4の評価を問われると「僕たちは勝ち点6を取ろうと思ってやっていた。引き分けではいいと思っていない。評価もクソも、(点が)取りたくても取れなかった」と語気を強めた。
6月22日のアウェー・バーレーン戦を制して迎えたホーム初戦。だが、指揮官の思惑通りにはいかなかった。この日に備え、速いパス回しができるように芝を刈り込み、試合前にはピッチに水をまいたが、それが逆に墓穴を掘る結果となった。感覚がつかめないままショートパスのミスを繰り返し、リズムをつかめなかった。揚げ句にクリアミスから前半27分に失点。「ウズベキスタンが前からプレッシャーをかけてきて、臆病になっていた」。相手は引いてくる可能性が高いと見ていたが、全くの誤算だった。
前半40分に追い付くと、後半は攻撃のリズムが戻ってきた。だが、闘莉王を前線に上げて圧倒的に攻めたが、追加点は奪えなかった。この日は巻、佐藤といったW杯予選の修羅場を経験しているFWを外して、岡崎、興梠の若手をベンチに入れた。その2人を投入したものの、結果は出なかった。結果的に不可解な采配となったが、指揮官は「まだまだ進歩してもらわないと」と選手をかばった。だが、闘莉王だけにマークがついていた状態で巻が入っていたら、展開は変わっていたかもしれない。
岡田監督は「結果が出ないからといってコンセプトが悪いというわけではない。これを続けていくこと」と強がったが、連敗発進のA組最下位相手にホームで勝てなかったことは負けに等しい。現に98年フランス大会の最終予選では、ホームで韓国に敗れた加茂監督は、次の試合で引き分けて解任に追い込まれている。岡田監督が置かれている状況は、10年前の加茂監督に似通っている。
次戦はアウェーのカタール戦。犬飼会長は「(次が)重要。もう落とせないね」とアウェーながら勝利をノルマに課した。カタールとは勝ち点4で並んでいるだけに、敗れれば自動的にW杯出場権を得られる2位以内から3位に転落し、しかもカタールには勝ち点3差をつけられることになる。オーストラリアはさらにその先をひた走っていることだろう。
カタール戦後は来年2月11日のオーストラリア戦まで最終予選はなく、3カ月をかけてチームを一から立て直すことも可能。そんな状況もあるだけに次戦黒星なら岡田監督が解任される可能性は極めて高くなる。「背水」という言葉を繰り返してきた指揮官は、本当に崖っ縁に追い込まれた。
【関連ブログ】岡田ジャパン
PR
この記事にコメントする