結果を出して上がってこい！！　巨人・原辰徳監督（４９）は１７日、２軍で調整中の二岡智宏内野手（３２）に、１９日からのイースタン・リーグ５連戦（対西武、楽天、いずれもジャイアンツ球場）で好結果を出しての１軍昇格を厳命した。

　タレントの山本モナ（３２）との不倫騒動で１軍昇格が先延ばしになっている二岡に、原監督が課題を突きつけた。札幌から帰京したこの日、指揮官は「あさって（１９日）からのイースタンで結果を出さないと上げられない」と言い切った。

　結果を残し、力ずくではい上がってこい－との厳命だ。二岡は２軍戦８試合で打率．２８０、本塁打なし、２打点。１９日からのイースタン・リーグ５連戦（対西武、楽天）でのノルマこそ設定しなかったが、求められているのは誰にも文句を言わせない成績だ。

　順調にいけば、昇格は２１日からの阪神３連戦（甲子園）もしくは２５日からのヤクルト３連戦（東京ドーム）が有力。指揮官は「オールスター（３１日、８月１日）の前に合流させ、オールスター明けはこの用兵で戦うという形をつくりたい」と期待を込めた。

　北京五輪期間中は、巨人にとってチャンスになる。上原と阿部が代表に選出されたが、首位阪神は３人、３位中日は４人もの主力を供出する。この間に虎との差を詰め、竜との差を広げるためのキーマンが二岡だ。

　この日、清武球団代表がジャイアンツ球場を訪れ、騒動後初めて二岡と面談。「プロフェッショナルとして生きるように」と奮起を促した。ほおがこけ、周囲に「７、８キロやせた」と漏らすなど二岡の体調は万全ではないが、プロは結果を出すしかない。