米大リーグ機構は６日、ニューヨークのヤンキースタジアムで１５日に行われるオールスター戦に出場するア、ナ両リーグのメンバーを発表した。日本人選手はイチロー（マリナーズ）が８年連続８回目、福留（カブス）が初出場を決めた。ともにファン投票で外野手部門の３位に入ったため、先発で出場する。

　福留はメジャー１年目で「真夏の祭典」の先発入りを果たした。所属するカブスは６日現在、リーグ最高勝率５割９分６厘をマーク。地元シカゴでは１００年ぶりのワールドシリーズ制覇に期待が高まっており、ファン投票でも熱狂的な「シカゴ票」が追い風となったとみられる。福留はナ外野手部門で通算６００号本塁打を達成したケン・グリフィーを上回る２９９万４９３５票を獲得した。

　本拠地リグレーフィールドとの相性も、地元ファンを味方につけた大きな要因。６日現在、敵地では２割１分２厘、２本塁打、１３打点だが、本拠地では３割７分３厘、５本塁打、２２打点。福留も「あれほどの応援してもらえれば強みになるし、相手投手も精神的に嫌だと思う」と話している。